端末情報の可視化と脆弱性管理

コロナ禍となりリモートワークが促進する中では、端末管理は企業のIT資産を把握する目的以外として、セキュリティ対策の観点から重要な役割があります。

従来は社内ネットワークに対してのサイバー攻撃対策が中心でしたが、テレワークでは個々の端末が攻撃の対象となりますので、端末ごとの状況把握と対策が必要不可欠となります。就業では従業員個人のインフラ利用や、個々の端末の利用方法などに対応することが企業リスク回避の鉄則といえます。しかし、管理と一言で言っても組織規模や端末台数が増えると、管理が追いつかず人手での対応が難しくなります。
しかも本来必要な管理項目は、インストールされているソフトウェアのバージョン管理など多く、中小企業でも月間での担当者の作業時間は意外と長いものです。
社内端末の管理漏れ、把握するまでに時間がかかってしまう、という状況が発生するようであれば、端末管理の効率化を支援するIT資産管理の導入を検討するタイミングなのかもしれません。

PCやサーバの脆弱性対策

企業のセキュリティ対策の第一歩として、PCのセキュリティアップデートを行い、常にPCのOSを最新の状態に維持することがあげられます。ウィルスやマルウェアによるサイバー攻撃は、OSの脆弱性を利用するものが多いため、最新の更新ソフトがインストールされたPCは攻撃リスクが最も低い状態と言うことができます。
OSの更新は定期的なものもありますが、緊急度の高い更新ソフトウェアは早急な対応が必要です。また、一般的なPCで利用されるWindowsやMacなどのOS以外でも、社内サーバなどでLinuxを利用している場合においては、利用サービスに応じたアップデートの把握と適用は大きな業務負担となります。
さらに対応が必要なのは、未許可端末によるネットワーク接続です。未許可端末から会社ネットワークへのアクセスや業務利用することは企業にとって大きなセキュリティリスクとなります。また、会社支給PCの業務外利用もテレワーク環境においては管理の難しい課題です。
このような脆弱性対応においても、ITセキュリティ・資産管理ツールにより、端末ごとのセキュリティアップデートの適用情報の把握や必要なアップデートを一元管理し、各PCと社員情報を紐づけることで未許可端末の特定や対応が可能になるため、管理を端末利用者任せにすることなく脆弱性対応の強化を実現します。

PCソフトウェアアップデート

IT資産の把握・管理

業務のIT化が進み、ほぼ全ての企業にインターネットが導入され、社内にはパソコンや社内サーバを利用して業務を行うことがごく一般的なビジネス環境になりました。そして、PC管理に必要な端末情報や接続するネットワーク情報などは、社内のIT担当者が情報を取りまとめて管理することが一般的です。
しかし、社員の入退社・PCの故障・端末の買い替えなど、意外に情報を更新・管理するタイミングは多く発生するために、それを効率的に実施する仕組みづくりは、資産管理において重要なポイントになります。
しかも、個々の管理項目が詳細になるほど管理業務負担が増加し、IT資産管理システムは日常的に使いにくいツールになってしまうという懸念点があります。担当する部門や担当者が明確な場合は良いのですが、情報システム担当を他部署と兼務で対応している場合は特に注意が必要です。
また昨今においては、PC以外にスマートフォンやタブレットなどの利用端末が増加し、より社内端末の管理が困難になっています。会社が許可していない個人端末の利用が原因となり、社内へのウィルス感染や情報漏えい事故に発展する可能性もあるため、十分な注意が必要です。

Vario Network Security Suite（Vario-NSS）のメリット

Vario-NSSでは、資産管理を行うネットワーク内に専用端末を設置するだけで、社内ネットワークに接続された端末を自動的にスキャンし端末情報の可視化や脆弱性対応の把握を行うことができます。

端末情報の可視化と脆弱性管理　Vario-NSS

  1. 最新脆弱性情報の把握：PCやネットワーク機器の情報を自動収集、未許可端末の監視、ソフトウェアUpdateの適用状況、個々のPCやサーバのスペック確認
  2. セキュリティ対策の連動：監視ツール連携やテレワーク監視（Vario Telework Manager）に対応
  3. 業務軽減・効率アップ：担当者の業務時間短縮、把握しにくい人的コストの削減、業務過多による

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