


CD・DVD 販売店や書店、スポーツ用品店などを全国各地で展開する新星堂では、E コマースサイトのサーバを守るためにネットワーク・セキュリティのアウトソーシングを行っています。
新星堂では2003 年、それまでデータセンターで運用していたWeb サーバを社内のサーバ室に移すことになりました。企業向け光ファイバ回線が安く使えるようになって社内からでも十分な帯域を利用できるようになったこと、サーバ台数が多くなってデータセンターの費用が高くなってきたこと、そしてデータセンターでのサーバ運用が不便だったなどの理由により、手の届きやすい社内で運用したいという要求が強まってきました。ちなみに、同社は顧客データを必ず自社内に保管するというポリシーを持っているそうですが、Web サーバを外部のデータセンターで運用していた時期であっても、最終的な顧客データを預かるサーバは社内に設置して顧客データ保護の徹底化を図っていました。
社内でのWeb サーバ運用に際し、新星堂ではネットワーク・セキュリティの対応を検討することになりました。人員が限られているため、当初からアウトソーシングで行うことを考えていたそうですが、契約しているISP を通じて紹介されたのが、バリオセキュア・ネットワークスでした。
社内へのサーバ移転によって常に手の届く場所でサーバを運用できるようになっただけでなく、コスト面でもメリットがありました。サーバ台数を増やし、回線の帯域を大幅に拡大しても、トータルではデータセンターで運用していた時代と同程度のランニングコストに抑えることができました。また、基幹系オフコンをダウンサイジングしたことで社内のサーバ室には余裕ができており、今後のサーバ増強にも安心していられるようになりました。「サイトでソフトを検索して実店舗で購入するような利用者も増えているせいか、サーバの負荷は徐々に増加してきています。ですから、パフォーマンスをタイムリーに増強していける環境の方が有利なのです。当社のサイトのポリシーは『小さく産んで大きく売る』ですから」とEC 営業部 次長の保坂正明氏はコメントされています。
また、新星堂ではVSR のロードバランサ機能も利用しています。単体のロードバランサ製品を購入するよりも、はるかに低コストだったことから、余裕のできた予算でVSR のホットスタンバイ機能を使ってシステム全体の耐障害性を高めることも可能となりました。ちなみに、新星堂EC サイトのフロントエンドとなっているWeb サーバには、アップルコンピュータの「Xserve」が使われています。信頼性を重視して、BSD ベースのMac OS XServer を選択しました。VSR のホットスタンバイと合わせ、新星堂がいかに堅牢なシステムを目指しているかがうかがわれます。
そして、肝心のネットワーク・セキュリティについても、社内のスタッフに負担をかけることなく、アウトソーシングによって安心できる環境が整備されました。EC 営業部 EC 販売課 専任の上新浩文氏は「バリオセキュアのセキュリティは十分。当社のサイトは、これまで一度もクラックされたことがありません。VSR のIDSやファイアウォールが残したログを見て初めて、激しい攻撃を受けていたことが分かるという程度です」とコメントされています。
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